スマホやインターネットがない時代、昔の人は温泉効能の噂を聞いて、病を治すために家財を宿に持ち込んで湯治を行ったといわれています。科学と医学が進歩して温泉効能よりもむしろレジャー要素が強くなっているといっても否めません。現に温泉番付で横綱級の常連である草津はもちろん湯治もできるようになっていますが、観光にも力を入れており、賑わいを見せています。草津を見てしまうとよその場所に行くと、その静けさに圧倒されてしまうことも少なくありません。
温泉
猿も温泉大好き!長野の地獄谷野猿公苑
温泉でのさまざまな入浴方
宿泊先のホテルや旅館に備わっている事例の他に日帰りでも利用可能な施設も多い温泉は、自宅の湯船よりも広いからこそ足や腕を伸ばして入浴できますし、様々な種類の浴槽を利用して自宅ではできない入浴方法も可能です。自宅でも行える全身浴は温泉であっても行えますが、自宅との違いは貯められている湯の量が多いため、入って安静に過ごしているだけで水圧によってマッサージの作用が得られる様子です。
温泉効能:お湯の温度の違い
なる傾向があるため同じ温泉でも効能に違いがでてきます。国が定める温泉法によると温泉と呼ばれるためにはお湯の源泉温度が25度以上であるか、リチウムイオンなどのうち最低でも1種類の成分が含まれていることが条件とされます。温泉法ではリチウムイオンや水素イオンの他にもフッ素イオンやメタけい素、重炭酸ソーダなど19種類の特定成分が定められています。温度が25度以上もしくは1種類以上の成分が含まれていれば温泉と名乗ることができるので、実際には温度が冷たかったり成分があまり含まれていないものも存在します。[読み続ける]