健康に良いとされる温泉は、美肌効果もあることでも知られています。全国各地にいろいろな美肌温泉があり、美意識の高い人たちに人気を呼んでいます。美肌を目指すのであれば、自分の肌質のお悩み別に適した所に足を運んでみましょう。それぞれの泉質によって効果も違ってきます。選び方としては、自身の肌別に合う所に行くのがおすすめです。肌に合う泉質で、より高い美肌効果が期待できます。 いくつか代表的な美肌温泉を紹介するので参考にしてください。
ここではクレンジングの湯と美白の湯、そして化粧水の湯についてお伝えします。 まずクレンジングの湯は、肌表面の凹凸やごわつきが気になる人におすすめです。泉質は炭酸水素塩泉で、古い角質を落として肌をなめらかにしてくれます。言うなれば石鹸のような役割をすることから、クレンジングの湯と呼ばれています。具体的には、宮城県の東鳴子や新潟県の赤倉温泉などです。関西では和歌山県の龍神が有名です。九州方面では佐賀県の嬉野や鹿児島県の妙見温泉などが当てはまります。 次に紹介するのが、美白の湯です。シミが気になる人や透明感が欲しいときに適しています。
ゆで卵のような匂いが特徴的な硫黄泉で、メラニン色素の代謝促進作用によってクリアな肌を目指せるでしょう。北海道の川湯や秋田県の乳頭がこの湯になります。福島県の大府平や長崎県の雲仙温泉も美白の湯です。 そして最後に取り上げるのが、化粧水の湯です。これは肌のかさつきに悩む乾燥肌の人向きです。デリケートな肌に悩む人は、是非とも化粧水の湯で保湿をして潤いを取り戻しましょう。保湿力が高い泉質で、ナトリウム-硫酸塩泉(芒硝泉)が優れています。入浴後にしっとりとした肌を実感するには、シャワーで流し過ぎないことがコツです。化粧水の湯の有名所は、山形県の天童や石川県の山代、静岡県の伊豆山や北川温泉です。
化粧水の湯は、ほかの湯めぐりをした最終に入ることで肌を保湿できます。 どの湯も、まずはお茶や水分補給をしてからゆっくりと湯につかるのが良い入浴方法とされています。水分を体内に入れることで血流が良くなり、湯の成分が吸収されやすくなるのです。さらに長湯をするよりも、数分間を3回ほどに分けて入浴するほうが効果が感じられます。最初は5分、次に8分、最後は3分ほどで湯から上がるのが理想的な入浴方法です。湧口からの湯でタオルを濡らし、顔をスチームするのもおすすめの方法です。たっぷりと泉質を肌に補給して、美肌になりましょう。